ブルームーンやブラッドムーンって、結局なんなの?どんな月か、まとめてみた。
どうも、わかたけです。
2018年3月31日は、天体ファンの間では結構レアな一日だったようです。それは「ブルームーン」が観測できたからなのです。
「ブルームーン」自体は、2~4年に一度は一年のうちに一度観測できるようなので、そこまでレアな現象ではないのですが、2018年3月31日のブルームーンはなんと…年に二回見られるのでレアだったようです。次に年に二回ブルームーンを観測できるのは2037年になるとの事…。
そう考えると、かなりレアな現象ですよね。天体ファンがテンション上がっていたのもうなずけます。
そんな話を聞いていて、ふと思ったのですが…月の呼び方って、色のついた呼ばれ方しますよね?
今回の「ブルームーン」や「ブラッドムーン」、はたまた「ストロベリームーン」など…実際に、これらは月がどのような状態の時に呼ばれる名前なのでしょうか?本当にそんな色をしているのでしょうか?
今回は、月の呼び方について調べてみました。すると、驚愕の事実が判明しました!!どんな事実があったのか…順番にご紹介していきたいと思います。
ブルームーン
まずは今回のブルームーンについて。
ブルームーンというくらいなので、実際にも月の色が青いと思う方も多いと思います。実際に調べるまでは、僕もそう思っていましたので。
ですが、3月31日にゆっくりと空を見上げましたが…うん、全然青くありませんでしたw
ものすごく月が青く見えるイメージだったんですが、色には関係ないようです。ブルームーンと呼ばれる月は色が青い訳ではなく、ひと月の間に二回満月になる事をブルームーンと呼ぶようです。
皆さんも御存じのように、月は約一ヶ月の周期で満ち欠けをしています。満月からどんどん欠けていきまた満月に戻るのです。その周期と暦のずれによって、同じ一ヶ月の間に二回満月になる事があります。この現象をブルームーンと呼んでいる訳ですね。ですが、天文学的には、ブルームーンという定義はないようで、一般的にそう呼んでいる…という位置づけが正しいようです。
ここまで、一ヶ月に二回満月になる事をブルームーンというと説明してきました。ですが、実際に月が青く見える事もあるそうです。大気中のチリやガスの影響をうけ、普段より青く見えるとの事。かなり稀な出来事のようで、この青い月を単純にブルームーンと呼ぶ事もあるようです。
ブラッドムーン
ブラッドムーンとは何なのでしょうか?
これは、先ほどのブルームーンとは違い、実際に月の色が赤黒い赤銅色になります。色が変化する理由として、月が皆既月食の状態になるからです。
なぜこのような色になるか?いつもの月の色は、太陽の光が月を照らして映し出されるものです。それが皆既月食の時には、月が地球の陰に完全に隠れてしまい太陽の光が届かなくなります。
太陽からの光の中で、地球の大気を通過できる光があります。それは波長の長い赤い光です。この赤い光が、屈折して地球の陰に入った月へ届きます。
当然赤い光が月を照らすので、このように赤銅色の月が出現するのです。
また、赤い月は皆既月食に限らず月が地平線や、水平線の近くにある時にも確認できます。これも先ほどの理屈と似ています。水平線や地平線付近からの月の光は大気の影響を受けやすいと言われています。しかし、赤い光は大気を通過できるのでほとんど大気の影響をうけずに我々の目にとどきます。
反対に、青い光は大気の影響をうけやすく私たちの目にほどんど届きません。なので、月の色が赤い色に見えてしまう訳です。ちなみに、これは太陽にも言える事で日の出や日の入りの太陽がより赤く見えると思います。
ストロベリームーン
ストロベリームーンとは何なのでしょうか?これは僕も最近まで知りませんでしたが、少し前にニュースで話題になっていたので小耳にはさむ程度で知っていました。
画像の写真なんかにも、実際にピンク色の月が映っていたので…おお、スゲーなんて思っていましたが、よくよく見ていると…賛否があるようです。
そもそも「ストロベリームーン」の名前の由来ですが、アメリカが発祥のようです。アメリカでは6月にイチゴが収穫期を迎えますが、この時期の月が赤く見えた事によりストロベリームーンと呼ばれるようになりました。
ですが、特別に6月だからピンクの月がよく確認できるという訳ではないようで、結局先ほどのブラッドムーンで説明したように、地平線や水平線に近い時に赤く見える状態…それが大気や湿気の状態で赤い色が薄く見えてピンクに見える…これがピンク色の月の正体だと言われています。
スーパームーン
色は関係ないのですが、スーパームーンについても書きたいと思います。
これは、簡単にざっくり説明すると月が地球に一番近い時に満月や新月である状態…と言えばよいでしょうか。当然距離がいつもより近づいているので、普段より大きく見える訳です。大きく見えるので、いつもより明るくなっています。
ちなみに、ブルームーンのように天体用語ではなく元々は、占星術が発祥の呼び方と言われています。近年で一般的に呼ばれるようになり、人に知られるようになったそうです。
頻度としては、だいたい一年に一度は確認出来るようです。今日は月がやけに大きいな…と思ったら、それはスーパームーンなのかもしれませんね。
ちなみに…「ストロベリームーン」をのぞいた、上記のムーン…これが重なる事があります。2018年の1月31日に出現した月…その名も!!
「スーパーブルーブラッドムーン」
って、そのままやないかーい!!!まったくひねりもなんも無い呼び名ですw
ですが、天体ショーとしては結構なレア度みたいです。まずノルマとして、月が地球に接近してなお且つ満月の「スーパームーン」、そして1カ月の間に2回満月になる「ブルームーン」それに加え、皆既月食で、月が赤銅色になる「ブラッドムーン」…この三つをクリアしないと、「スーパーブルーブラッドムーン」は出現しないのです。
僕が、もっと天体ファンならチェックしていたのでしょうが、残念ながら見逃してしまいました。次は2037年にまた「スーパーブルーブラッドムーン」が出現するようなので、そこまで待とうと思います!
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は色々な呼び名の月をご紹介しました。ブルームーンは別に青いからではない…とか、ストロベリームーンもがっつりピンクになる訳ではない…など、面白い事実が分かりました。
夜空で繰り広げられる天体ショーって、本当に神秘的で見ていてすごい事だなぁと思います。
みなさんも、この月はスーパームーンだな…とか、今日は皆既月食だから赤く見えるのか…など、色々考えながら月を見上げてみませんか?
では、また。わかたけでした。
月の大きさが気になる人は?
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