夏場の車内温度対策に何が良いか調べてみた。高温を逆に利用した裏技もアリ。

2018年8月4日

 

どうも、わかたけです。

 

気候も良くなり暖かい日が多くなってくると日によっては夏日となる日も出てきます。そんな時に車で移動…となると気になるのは車内の高温問題ではないでしょうか?

ドアを開けた時のあの暑さ…ハンドルやシフトレバーを握ろうと思ったら熱すぎて握れない…こんな経験を皆さんした事があると思います。

では、この車内の温度問題にどのような対策が効果的なのか…これを調べてみました。

また、この高温を逆に再利用する裏技も合わせてご紹介したいと思います。車を運転する以上かならず付きまとう問題だと思うので、運転される方は参考にどうぞ。

 

 

真夏の車内の温度はどれくらい?

 

真夏の暑い日に、車のドアを開けた瞬間の温度…かなり高いとは日頃から感じているものの、一体どれくらいの温度になっているのでしょうか?

真夏の日、晴天時に四時間ほど車を放置した場合の車内の温度はなんと…

50~57℃!!

そりゃ、真夏の日でも車の中が暑く感じる訳です。猛暑日と言われる日でも35℃を超えた程度の温度なのですから、その差が15℃以上ある車内はとても人が活動出来る場所ではありません。

 

また、室内の温度はその温度ですが、日光が直接当たるダッシュボードなどはサンシェードなどを使用しなかった場合なんと…

70℃オーバー!!

ここまで高温になると、ダッシュボードなどへの熱によるダメージもかなり出てくる事になります。温度を数字で見てみると、夏の車内がどんなに危険な場所であるか分かってもらえると思います。

 

夏の車内温度対策で有効な方法は?

では、具体的にこの車内の温度対策として、どのような方法が効果的なのか?見て行きたいと思います。

 

日陰に駐車する

みなさん、一番理解できる方法ですよねwこれが出来れば誰も苦労しないという方法です。夏場の駐車場は日陰の所から駐車スペースがなくなっていきます。それほど直射日光に当たらないという事が、重要になってくるのだと思います。

夏場は多少歩く事になっても、積極的に日陰に駐車する事を心がけると車内の温度対策としては賢い選択になると思います。

 

日光が車内に入らないようにする

車内へ直接日光が届かないようにすると、温度の上昇を防ぐ事が出来ます。家でいうところのカーテンのようなものですね。

①サンシェード

昔からある、もう定番のアイテムではないでしょうか。劇的な変化はないので、サンシェードを疑問視する方もおられると思いますが、いやいや彼らはしっかりと仕事をしてくれています。

先ほどダッシュボードの温度の話をしましたよね。70℃以上になると言いましたが、サンシェードを使用した場合、この温度は50℃程度に抑えられます。つまり車内と同じ温度までは抑えられます。

これによりおよそ5℃程度車内の温度も緩和されるのです。

たかが5℃されど5℃です。サンシェードは夏場の車内温度対策としては有効だと言えるでしょう。

 

②窓に貼る断熱フィルム

車内に侵入する紫外線をカットして、室内の温度上昇を抑えるのに有効なのは断熱フィルムです。これは車に乗っていて一番実感できると思いますが、UVカットガラスを使っていない車などでは車で移動している間も、肌がじわじわ日焼けしている暑さを感じる事があると思います。

紫外線が直接入る事を抑えると、急激な車内の温度上昇を抑える事になります。こちらも車内温度対策としては有効です。

ですが、可視光線透過率70%という基準があり運転席と助手席はこの基準をクリアしていないと、違反となってしまいます。(パトカーなどに見られると、普通に捕まっちゃいます)なので、そこは注意しましょう。

また、あまりに暗くなりすぎると夜間の視認性はやはり悪くなるので、ほどほどが良いかもしれません。

 

③カーテンなどで遮光する

ドレスアップが好きな人はカーテン付けている人がいますよね。僕は趣味ではないので付けないですが、暑さ対策としてはかなり有効だと思います。日光を車内にいれないという考え方でよいと思います。

 

窓を開ける

ドアバイザーを付けていないと、ちょっと難しいと思いますが窓を少し開けるだけで車内の暑い空気が外に換気されるので、車内温度の上昇が抑えられます。これも劇的ではないですが、かなり効果的な車内温度対策です。具体的にこれをすると5℃は変わってくると言われています。

 

 

暑い車内の温度を効果的に下げるには

つづいて、高くなった車内の温度をいかに素早く下げるか?その方法を順を追ってご紹介したいと思います。

①最初に室内の温度をある程度下げる

昔テレビでも紹介された、ドアの開け閉めで室内温度を下げる方法。これは本当に効果があります。

やり方は至極簡単。

助手席側の窓を開けて、運転席側のドアを普通に開け閉めするだけです。回数でいうと5回繰り返すと温度が10℃以上下がります。熱い空気を早く逃がそうと無理に勢いよくドアを閉めなくていいです。あまりに強くするとドアに負担がかかるのでやめましょう。

 

②窓を全てあけましょう

エンジンを始動したならば、全ての窓を全開にしてエアコンを付けて走りだしましょう。この時エアコンは「外気導入」にします。考え方としては、車内の熱気を早く逃がすという事を一番に考えます。

 

③ある程度車内温度が落ち着いたら窓をしめる

走ってある程度温度が落ち着いたならば、エアコンを「内気循環」に変え窓も全て閉めてエアコンを効かせましょう。ここまでになると、エアコンもしっかり効いてきます。

 

この一連の動作をする事が一番早く車内を快適な温度にする方法だと言えます。早く涼しく出来るので燃費的にも環境的にもこれが一番効率のよい方法だと思います。

 

 

暑い車内に置いておいてはいけないモノ

また気にしておいてほしい事があります。最初に言いましたが真夏の車内は環境的には過酷な環境だと言えます。

車内は50℃オーバー、ダッシュボード表面の温度は70℃を超える環境で普段通りに何気なく置いておくと危険なモノがあるので、これらのモノは絶対に車内に放置しないようにしてください。

 

①100円ライター

常識ですが、これはダメです。熱により、最悪の場合引火する可能性があります。タバコを吸われる方、予備としてダッシュボードや収納に置いていませんか?しっかり確認してください。

②スプレー缶

スプレー缶も危険です。最悪の場合、爆発する可能性がありその威力はフロントガラスを楽々割ってしまう程の威力があります。

夏の暑い時期に、制汗スプレーや車内を冷やすスプレーを車に積んでいたりしませんか?はたまた窓を拭く為のスプレーなども考えられます。ですが危険を回避する為にも、缶スプレーは絶対に車内に放置するのはやめましょう。

③炭酸飲料

缶やペットボトルの炭酸飲料、夏の暑い時期にはおいしいのでよく飲むと思います。室内に放置する可能性が高いのですが、これも危険です。

僕の周りで実際にあった話ですが、友人が車に乗り込むと手に違和感が…エアコン吹きだし回りや色々な所が辺にベタベタしたモノが付着していたようです。なんだこりゃ…と見ていると、未開封の炭酸飲料の缶がいびつな形で破裂していたそうです。友人いわく、後かたずけが本当に大変だったようですw

友人は笑いごとで済みましたが、これがフロントガラスが割れていたりすると笑いごとではなくなってしまいます。このように炭酸飲料は、内容物が膨張して爆発してしまう可能性があると言う事を覚えておきましょう。

 

 

車の高熱を利用する裏技

さて、夏場の車内の高温。これを何かに利用する手はないでしょうか?

実は意外な事で利用したりできます。それは

 

布団干し!!

 

何度も言いますが、夏場の車内の温度は50℃を超えると言いました。布団を干す理由はいろいろあると思うのですが、一つに布団のダニ退治があると思います。

このダニですが、普通に天日干ししているだけではなかなか退治する事はできません。

ダニは、50℃以上の熱に20~30分さらされると死滅します。天日干しでは50℃以上の温度を20~30分キープするのは難しいのです。

ここまで読んでいる方は、もう分かりますよね。50℃以上の環境が何時間もつづく、それもなんのお金もかからない場所……そう、真夏の車内です!!

 

天気の良い真夏の日に、室内それもダッシュボードの所に布団を置く事によりダニを退治する事が可能となります。効果的にそれも簡単にダニ対策が出来るので、布団を干す時は真夏の車内温度を積極的に利用してみてはどうでしょうか?

 

またこんな裏技もあるのでごらん下さい。

レトルト食品を温めてみた

 

まとめ

今回は、真夏の車内の温度をテーマにその温度対策や早く温度を下げる方法、裏技として車内温度を利用した布団干しをご紹介しました。

温度対策は、サンシェードや窓開けを併用したりなどし極力温度の上昇を抑える事を考えましょう。車に乗る場合は、その温度を効率的に素早く下げる事が燃料の節約にもつながり、自身のお財布にも優しい行動となります。

このような方法を利用して、みなさんも夏の高温な車内温度とうまく付き合いましょう。

 

では、また。わかたけでした。

 

駐車する時コインパーキングでの注意点

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