安易に考えてはいけない冬場の入浴。正しい知識を身につけ入浴すると健康や美容に効果あり!

2018年11月15日

どうも、わかたけです。

 

冬の足音が近づき、寒さも本格化してきました。こんな時は、温かい食べ物でも食べてポカポカ温かくなりたいー!と思われる方も、多いのではないでしょうか。

 

そんな寒い時期に、暖かくなる方法と言えば、ストーブに当たったり、こたつに入ってまったりしたり…食べもなら、お鍋やおでんなど…色々あると思いますが、身体の芯から温まると言えば「お風呂」じゃないでしょうか?

 

暖かいお風呂にゆっくりと入る…この時期の最高のごちそうかも知れません。湯船にのんびり浸かって身体の芯からポカポカに暖まると、本当に幸せな気持ちになれます。

 

そこで、今回は寒い時期の入浴について調べました。

 

幸せな気持ちにしてくれるお風呂ですが、寒い時期は間違った入浴をすると、死亡してしまう危険性があります。ですが、正しい方法で入浴すると、健康や美容の促進にもつながるんです。

 

この機会に正しいお風呂の入り方を覚えて、寒い冬を暖かく過ごしましょう。

 

 入浴によるメリット

皆さんは、お風呂入った後どうですか。気持ち良くないでしょうか。僕が今まで生きてきて、お風呂に入って気持ちが悪いって言ってる人を、見た事がありません。

 

単純に、身体や頭を洗うんですから、さっぱりして気持ちが良いですよね。それ以外にも、入浴する事によって、人の身体は様々な恩恵を受けているんです。では、いったい身体の中ではどんな事が起きているのでしょう。詳しく見ていきましょう。

 

 

温熱作用

お湯に入ると、身体の表面の温度が上昇します。表面の温度が上がる事で、皮膚に張り巡らされた血管が温まります。

すると、当然ですが血管の中を流れている血液も温められ、その温められた血液が全身を巡る事で、身体全体を温めてくれます。

そして、身体が温まると全身の血管が広がり血液の流れ、つまり血行が良くなるのです。

 

皆さんも生物の授業などで、習ったと思いますが、私たちの身体の中の細胞達は、血液から酸素や栄養を受け取り、逆に不要となった二酸化炭素や老廃物を血液に排出しています。

 

つまりは、人が生きていく上で血液の流れというのは、とても重要な事で、この一連の流れが止まってしまうと、人間の身体は維持する事が出来ないのです。

という事は、生命維持のパワーである、酸素や栄養を取り込み、老廃物を排出する血液の流れを増やす事で、疲労回復などにつながるという原理なのです。

 

浮力作用

水に入ると、水面より下の体積(つまりお風呂に浸かった身体ですね)に浮力がかかります。

 

これも学校の授業で習ったと、思いますが、浮力が身体にかかる分体重が軽くなります。湯船に肩まで浸かると、体重が約10分の1になるそうです。

 

身体が軽くなると、今までその重量を支えていた足や腰などへの負担が軽くなり、その上地球からの重力から解放されるのです。

 

皆さんは海やプールで、意味もなく仰向けで浮いたりした事はありませんか?不思議と、すごくリラックスできませんか?普段から身体にかかっている負荷から、解放され身体がリラックス出来ているんです。

 

湯船に浸かるという行為、それはプールなどでリラックスしている状態と同じ事なのです。

 

水圧作用

水に入ると、身体には圧力がかかります。その力は意外と大きく、肩まで浸かるとウエストが数センチ変わってくるようです。

 

この水圧によって、身体が締め付けられるのですが、そうすると、下半身に溜まった血液が心臓に戻り血液の循環が促進されます。よくお風呂に入ると、むくみが改善されるというのは、この水圧の力によるものなのです。

 

また、就寝前に入浴する事(就寝2~1時間前)により、入浴により上昇した体温が少しずつ下がっていきます。

 

その事により、身体がリラックスして副交感神経が優位になります。これは、質の良い睡眠を取る事の手助けとなり、ひいては疲労回復に繋がります。

 

正しい入浴法とは

では、先ほどまでに書いた恩恵を得るにはどんな入浴法がよいのでしょう?色々な事が、巷で言われていますが、医学的にお勧めされている入浴方法があります。その手順は以下の通りです。

 

1、まずは入浴前に水分補給をする。(コップ一杯の水)

2、湯船にはいきなり浸からず、シャワーやかけ湯で身体を慣らしていく。

3、まずは半身浴をする。この時にあまり長く浸かりすぎない。(5分から10分)

4、全身浴(しっかり肩までつかりましょう)

5、身体が十分に温まったら、身体や頭を洗いましょう。

6、再び全身浴

7、お風呂から上がったら、忘れずに水分補給しましょう。

 

 

この時、しっかり肌の保湿をすれば、美容効果も期待できます。この入浴の手順で注意してもらいたいのが、湯船の温度です。寒い時期は特に、お湯の温度を熱めに設定しがちなんですが、適温は41℃とされています。

 

この時期の41℃ってぬるいよ…と、思われれるでしょうが、この温度には意味があるんです。

 

人間は42℃以上の熱めのお湯に浸かると、交感神経が高まります。いわゆる興奮状態になってしまいます。

心臓の動きが活発になり、血圧が上昇すると同時に脈も速くなります。活動が活発な状態、つまりはスイッチオンの状態になる訳です。

 

では、41℃以下のぬるめのお湯に浸かるとどうでしょう?今度は、副交感神経が刺激され、心身ともにリラックス状態になります。身体が落ち着いた状態…スイッチオフの状態ですね。

 

身体をスイッチオフの状態にしてあげると、身体が自然と眠る状態になろうとするので、深く眠る事ができます。これにより睡眠の質が良くなると言われています。

 

 寒い時期などの危険な入浴法

次は危険な入浴法について簡単にご説明します。

 

皆さんも、一度は聞いたことがあると思いますが、冬場の入浴で気をつけたいのはヒートショックではないでしょうか。ヒートショックとは温度差による、肉体的ショック症状の事です。

 

一般的に、ヒートショックが起こりやすいと言われるのは、高齢者の方で冬場の寒い時期の発生率は、そうでない時期に比べ一気に跳ね上がります。

 

なぜこの時期に発生しやすいのか?それは、やはり温度の変化が激しいからだと思われます。

 

例えば、暖房の効いた部屋から寒い更衣室へ移動した時や、寒い浴室に入った時にいきなり熱いシャワーを浴びたりする。身体は急激な温度変化にビックリし、ショック状態になる訳です。

 

つまり、急激な温度変化により、心臓に大きな負担がかかってしまい、血圧が一気に上下して心臓や全身の血管に異常が起きます。

これにより心筋梗塞、脳卒中、脳閉塞や不整脈などのリスクが高まります。軽い失神だったとしても、風呂場でいきなり倒れたら、どうなるか簡単に想像できますよね。

 

「ヒートショック予防法」

 

ヒートショックの原因は、急激な温度差であると先程書きました。では、その予防法は…と言うとその急激な温度差を作らなければ良いのです。

 

例えば…更衣室を暖房などで温めておいて、室内との温度差をなくす。入浴前に、浴槽の蓋を開けておく、またはシャワーを出して、浴室を温めてあげると、これも温度差を小さく出来ますね。

 

一番風呂なんかは、特に上記の対策をするのが、ベターでしょう。

 

また、室温とお湯の温度の差が10℃以上を開くと、危険だと言われています。その点からしても、お風呂の温度は41℃が良いと言われる所だと思われます。みなさんの家の湯船の温度は何度になっていますか?一度、お風呂の温度設定を確認してみるとよいでしょう。

 

 

まとめ

 

いかがでしたでしょうか?正しい入浴法なら、お風呂に入るだけで、疲労回復につながり美容や健康を増進できる可能性があります。お金をかけずに効果がある上に、簡単に出来るなんて、やらない手はないですよね。

 

入浴に関して、やるべき事とやってはいけない事を、しっかり理解したうえで皆さんも一度、試されてはどうでしょうか?ぜひ入浴する時間を最高のリフレッシュタイムにして下さい。

 

 

では、また。 わかたけでした。

 

健康

Posted by wakatake