バイト奮闘記①バイトの経験で身に付くスキル「たこ焼き屋編①」
どうも、わかたけです。
皆さん粉ものって好きですか?僕は、大阪在住だからって訳ではないですが、ものすごく大好きです、粉もの。
粉ものってひとくくりに言っても、色々あります。お好み焼きに、たこ焼き。実はうどんやパンなど小麦粉由来の食べ物は、粉ものと呼ぶようです。
今回は、粉ものを愛してやまないわかたけが高校時代に経験した粉ものバイトのお話をしたいと思います。
初体験は、粉ものでした。
以前お話しましたが、僕は色々な業種でバイトしました。そんな僕のバイト初体験は、粉もの屋の中でも王道のたこ焼き屋さんでした。
バイトを探していた時、たまたま新聞のチラシにそのたこ焼き屋の求人が載っていたので、すぐに連絡し面接の約束。面接時にすぐに採用が決まりました。
皆さんのたこ焼き屋のイメージって、どんな感じでしょうか?
たこ焼き屋さんて、今でこそ各チェーン店があって、メジャーな存在ですが僕が高校だった頃は、チェーン店のたこ焼き屋って珍しい存在でした。
それまでの、たこ焼き屋のイメージって言うと、学校の近くで駄菓子屋のおばちゃんが、店舗を改装してたこ焼きを焼いている…もしくは、お祭りなどの夜店…こんなイメージが大半でした。
だから、同級生にたこ焼き屋でバイトしてるって言うと、ん?テキ屋で働いてるの?(大阪では夜店の事をテキ屋って言ってます)って言われる位、バイト先としてはメジャーではありませんでした。
経験0のド素人
関西人、特に大阪の各家庭にはたこ焼き器がほぼあります。これは本当の事です。
なので、たこ焼きを焼くと言うことは、大体の大阪人は経験しています。ですが、僕の家にはたこ焼き器がありませんでした。かなりのレアケースです。
入店したては、飲食の基本、皿洗いから始まりました。そして、ホールにレジ。一通り接客を覚えたのが、3ヶ月位のころでしょうか。
ついに、その時が来ました!!たこ焼きを焼くときが来たんです!
焼き場の先輩に、色々教えてもらいながら、たこ焼きを焼いていきます…が、経験0の僕はものすごく手際が悪い。
隣で見かねた先輩が…え?たこ焼き焼いた事無いの?って顔をしてます。出来上がったたこ焼きは、めちゃくちゃ焦げたブラックボールでした。
経験0なので、論外だったのですが業務用のコンロは火力が半端なく強く、圧倒的な手数でたこ焼きをローリングさせて行かないとあっという間に焦げてしまうのです。
そこからは、火力との戦いです。種火かっ!って位弱火にしてたこ焼きを丸める方法を練習しました。高校生バイトながら土日も含め12連勤した事もあります。
そのかいあって、徐々に腕前は上がっていきました。焼き場に入って、1ヶ月ほどした頃でしょうか。やっと最大火力で、たこ焼きを仕上げることができました。
更なるステップアップ
そこから、たこ焼きを焼くのが楽しくて仕方ありませんでした。好きこそ物の得意なれ。なんて言いますが、(下手の横好きなんて言葉もありますがw)腕前はどんどん上達しました。
バイトし始めて一年頃には、いっぱしのたこ焼き職人になる事が出来ました。
店の業務も、たこ焼き以外のお好み焼きや、焼そばなどのメニューも覚え、たこ焼きよりも難易度の高い(めちゃくちゃ柔らかいので丸めるのが難しい)明石焼きまでマスターしました。
そして、高校二年の夏休みに店長から「良かったら、来週からの一週間催事場の応援やってみる?」と言われたんです。
催事場とは…主にデパ地下などで、催しものとしてスポット出店する時の現場名。
普段の店舗は、お客さんが来てからたこ焼きを焼き始めます。当然めちゃくちゃ忙しい時間帯もありますが、まったりした時間もあります。
でも、催事場ではそうはいきません。デパ地下の一番良い場所に出店しています。人の流れは半端ありません。たこ焼きが飛ぶように売れるんです。なので朝の10時から、夜の8時までたこ焼きを焼き続ける事になります。
六畳位の個室で、ずっとたこ焼きを焼いているので、サウナの温度はゆうに越えていると思います。汗は止まる事がありません。
そこで一日たこ焼きを焼いていると手は真っ赤かになり、ほぼ火傷状態です。正に地獄wおまけに、ガラス張りでお客さんからたこ焼きを焼いている所をずっと見られているので、服装もキッチリしなければいけません。かなり過酷な環境です。
なんですが、このバイトで催事場のメンバーに選ばれると言うことは、たこ焼き職人のエース級と認められる事。基本的に催事場は各店舗のエース級を集めて催事場をまわします。いわば、サッカーで言うところの日本代表です。
このメンバーに、当時高校生バイトの僕が選ばれるのは快挙だったそうです。(今、冷静に考えると高校生のバイトの数が圧倒的に少なかったとも言えるでしょうが)
おまけに、時給も150円アップします(バイト開始時が730円スタート、二年の夏休みには850円になっており、高校生に1000円の時給は当時破格でした)真剣にたこ焼きバイトをしていたので、喜びはかなり大きかったのを覚えています。
店長に二つ返事をして、催事場ステージに僕は旅立っていくのでした。
ちょっと長くなりそうなので、二部構成にしますw次回お楽しみにww
では、また。わかたけでした。
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