バイト奮闘記①バイトの経験で身に付くスキル「たこ焼き屋編②」
どうも、わかたけです。
前回の続きを書いていきたいと思います。
おさらい
催事場での初日
催事場での仕事初日は、スゴイ緊張してましたね。だって、焼き場に入っているメンバーは、チーフやマネージャーと呼ばれる肩書き持ちの社員さんを始め、名だたるメンバーが揃っています。
ちなみに、催事場のシフトですが社員さんは全員朝の8時から出勤して、夜の9時までみっちり働いています。バイトは交代制で、基本の時間は9時半から6時半と11時半から8時半の二つのシフトがありました。今回は朝からの出勤と言う事で、9時半組になります。
時間によって変動しますが、焼き場には6人。そこに売り場レジ担当が5人の総勢11人が催事場での基本の人員です。通常店舗、それも広いホールを持つ大型店でも、焼き場人員は多くて3人なので、6人の凄さが分かると思います。
ちょっと分かりにくいので、サッカーで例えると4-2-4のフォーメーションになります。詳しく書くと…
FW(焼き場) バイト 社員(チーフ) 社員(チーフ) 僕
FWの仕事はとにかく攻撃(たこ焼きを焼く)です。攻撃の手を緩めず、ゴール(たこ焼きを焼き上げる)する事に集中します。センターFWのチーフ二人がくりだすドリブル(焼きの速さ)は恐ろしいモノがあります。それに僕やバイトの人が続き、ゴールを狙います。ひたすらピッチ(焼き場)を走り続けるので、かなりの体力が必要となります。
MF(焼き場) 社員 社員(マネージャー)
MFの仕事は、FWのサポートをしつつディフェンス(売り場業務)を、こなさなければいけません。絶対的な司令塔としてマネージャーがゲーム(1日の仕事)を支配しています。攻撃の手が足りなければ自身も攻撃に参加し、自陣のゴール(レジ)が危険にさらされると、ディフェンスにも参加します。FWへのパス(足りなくなった材料などの補充)も的確な判断で送らねばならず、冷静な状況判断力が求められるポジションです。
DF(売り場) 社員 社員 バイト バイト
DFは、相手の攻撃(注文)をいかに上手くさばき、正確に対処するかにかかっています。相手の攻撃を見極め(注文をしっかり把握し)、それに素早く冷静に対処するのです(素早く、注文の品を袋に詰めてお客さんに渡す)冷静な判断力と、相手の攻撃に耐えうる精神力(素敵な笑顔)を備えなければ勤まらす、基本は女性がこのポジションをこなす事になります。
GK(レジ) 社員(サブチーフ)
GKは、チームの最後の砦です。相手のいかなる攻撃(注文)も冷静対応し、しっかりとDFに指示をおくりつつ自身は、相手の攻撃に最適な防御(お金を預かり、正確なおつりとともに商品を渡す)をしていかなければなりません。ここのポジションも女性がこなします。
ちなみに売り場担当の女性陣ですが、実はみんなたこ焼き職人としても一流の人たちです。普通に焼くのが早い人たちばかりなんです。レジのサブチーフは、僕がたこ焼きをやっと焼けるかどうかって時に、色々教えてくれた師匠。おそらくこのたこ焼きチェーンで1,2を争う腕前の人なんです。
つまりは、催事場では全員で攻撃(たこ焼き)全員で守備(販売もこなす)が基本となっています。まぁ、焼き場にずっと居ると、ハッピが汚れてしまうのであまり売り場に出るなと言われますが。
説明が長くなりました。
仕事が始まります。始まる前にマネージャーに、今日は頼むよ!って言われ余計ガチガチになったのを覚えています。
開店前から焼き始めます。やっぱり、みんなめちゃくちゃ速い!何とかついて行くのがやっとな感じ。2回ほど焼き終えた頃に開店しました。もうすでに汗だくです。マネージャーが、下に隠れて水分だけはシッカリ取れとの事。
2回焼いただけで、この状態…催事場に来た事を少しだけ後悔してしまいました。
開店したとたんに、お客さんがどんどん来店。本当にたこ焼きが飛ぶように売れていきます。すでに、5回目のたこ焼きをパックに詰め終わってるのに、お客さんが列を作りだします。
みんな、たこ焼きがそんなに珍しいの?何でこんなに売れるのか全く分かりません。ただひたすら焼き続けていると、時間があっと言う間に過ぎます。気づけば11時半になり、焼き場と売り場にバイトが合流します。そこで、マネージャーが、よし、わかたけ!休憩行って来いとの声。
正直助かった…と思ってしまいました。なんでしょう、なれない場所でのたこ焼き作業というのもあるでしょうし、一緒に焼いている人達に負けたくないというのもあり全力で焼いていたからでしょうが、2時間ちょい焼いただけで、かなり疲労してしまいました。
休憩から戻ると、それぞれ交代で休憩をとっていきます。昼を過ぎる頃に、ようやく落ち着き始めます。落ち着くといっても、ずっと焼き続けていますが行列が無くなるだけでも精神的に少し楽になりました。そうなると、少し余裕が出て人の仕事を見る事ができました。この人は、こんな焼き方をしているんだとか、ここでこの作業をすると時間短縮できる!とか。すごく勉強になりました。
やがて、夕方前になるとまた行列ができ始めラッシュに入ります。そんな中僕は6時半のシフトだったので選手交代です。後半30分でピッチを去る感じですね。
そんな感じで、催事場の初日は終わって行きました。手は真っ赤っかになって、軽い火傷になっているし、ものすごく疲れたのですが、時間があっと言う間に過ぎていき、楽しかったですね。その日は風呂に入って爆睡。そんな感じで1週間乗り切る事ができました。
夜の街へ
無事に1週間乗り切り、いつものバイト先に帰ると店長から、お疲れさんマネージャーが褒めてたよって言われ、かなりテンション上がりました。ちょっと時給アップするんじゃ?なんて期待していたんですが、それはなくいつもの日常に戻りました。
夏休みも終わり、いつもの夕方5時から8時の勤務に戻ったんですが、店長から「勤務地変わる気ないかな?時間は夕方6時から10時までになるんだけど…時給1000円になるよ?」
時給1000円の大台は、かなり魅力的でした。勤務地は少し遠くなるものの全然許容範囲だったので、当然OKしました。
新しい勤務地は、大阪の北区にある北新地という場所でした。いわゆる歓楽街です。高級なクラブやラウンジがある大人の社交場ですね。そこの店舗での仕事はたこ焼きを焼く、それをクラブやラウンジに配達するって事でした。
酔っ払いの相手って、めんどくさいなぁって思ってたんですが…実は配達すると、たまにすごい得する事がありました。
たこ焼きを配達します。で、お店の中に入って注文したお客さんに直接渡すんですが…そこは高級な飲み屋さんに来ているお客さんです。お金持ってます。女の子にも気前のいいところを見せたいんでしょう。たこ焼き2パック1000円に対して10000円渡して一言、つりは駄賃だ、とっとけ。
こんな事が、ちょこちょこ発生したりします。正直高校生には大金過ぎます。初めて貰った時は、いや、こんな大金もらえませんよ…って言ったら、わしの顔つぶす気か?だまってとっとけ!って、キレられました。帰って店長に話すると、「聞かなかった事にするから、好きにしてよいよ…との事」
それ以来、最高の愛想で配達に行く事を心がけていましたw年末とかになると、給料よりチップの方が多い時もあったくらいです。
おいしい仕事だったのですが、忙しいっていっても延々とたこ焼きを焼く程の忙しさでもなく、この頃からちょっとバイトが楽しくなくなっていました。
年があけて3月くらいでしょうか、店長とささいな事で言いあいになり、バイトを辞めました。辞めるってなった時に、前の店の店長や師匠から連絡もらって辞めるのは勿体ない、その気ならまた戻ってこいなんて言われたんですが、正直な話ですが…たこ焼き屋さんに飽きてしまってたんですね。北新地店に行かなければ、もう少し続いてたかも知れませんが、時間の問題だったと思います。
それでも、たこ焼き屋でのバイトはすごく楽しかったですし、色々経験させてもらったと思います。時間にすると2年も働いていないのですが、すごく濃いバイト生活だったと思います。
たこ焼き屋で得たスキル
たこ焼き屋で経験した事で、今生かせてる事は…あんまりないですねw普段家でたこ焼きを焼く時くらいでしょうか。でも、接客の基本的な事は勉強は出来たなぁって思います。最初に入った店舗は、百貨店の中の店舗だったので、身だしなみや接客に対してはかなりうるさかった方でしたから。
それと、どんなに忙しい時にでも焦らず仕事出来る基本は、学べたと思いますね。どんな業種でもそうだと思いますが、繁盛店は絶対にバタバタと忙しい場面があります。そこで、これを先にしてこの作業を間にしたら、早くまわるなぁっていう感じに、仕事に対して工夫するクセはついたと思います。
たこ焼き屋バイトで取得できる資格
これは…はい、全くありませんねw
たこ焼き屋でのバイトあるある
今回は、たこ焼き屋で働いた事がある人しか分かりませんが、たこ焼きバイトあるあるを書いてみたいと思います。
1、バイト終わったら、身体じゅうから油のニオイがする。
2、ソースで食べるのに飽きるので、色々なトッピングを開発してしまう。
3、プライベートでたこ焼きをすると、仕方ないな…って言いながら焼いてしまう。
4、同じくプライベートで、下手な人が焼いていると少しイライラしてしまう。
5、たこ焼きを二つ同時に盛り付けられると、上手くなったなぁと思ってしまう
かなり、マニアックなあるあるですねwでも、たこ焼き屋で働いていたら共感できると思うんですが、どうでしょうw
いかがでしたでしょうか。若かりし頃のわかたけのバイト経験を書いてみました。最初のバイトて事もあり、この頃の事は鮮明に覚えています。飲食系のバイトを好むようになったのも、このたこ焼き屋でもバイトが楽しかったからかもしれません。
また機会があれば、バイト奮闘記を書いて行きたいと思います。長々とありがとうございました。
では、また。わかたけでした。
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